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保証に関する裁判例

【錯誤】要素の錯誤を肯定②―東京高判H11.12.15

被控訴人は、平成九年五月、訴外会社に対して一〇〇万円の追加融資をするに当たり、大企業に勤務する者の保証が得られれば応じる意向を示している。右は、通常であれば、被控訴人においても、給与生活者は、住宅ローンを除いては、自ら一 …

【錯誤】要素の錯誤を肯定①ー東京地判S42.6.17

保証人が、主債務が主債務者と債権者との間の与信契約に基づく継続的取引によって将来発生する不確定金額の債務であるのに、100万円の消費貸借契約に基づく確定的な債務と誤信して連帯保証をした事案において、要素の錯誤を認めた。た …

【無権代理人の追認】追認を否定②-東京高判S60.10.28

被控訴人は信用組合。控訴人は、「妻の不始末であるから妻に責任をとらせる」などと述べたことが認められたが、信用組合はそれに対して念書をとるなどしかるべき手立てをとらなかったこと等から無権代理人人の追認が否定された事案 「控 …

【無権代理人の追認】追認を否定①-東京高判S53.5.9

被控訴人は、代理権のない前記吉村が被控訴人を代理して関与作成した本件公正証書の存在を知りながら、前記債務支払契約書に署名押印することによつて青柳が控訴人に対し負担している右公正証書記載の二五〇〇万円の債務につき連帯保証債 …

【無権代理人の追認】追認を認定②-大阪高判S47.8.30

民法第一一三条に定める無権代理行為の追認は、明示の行為のほか、黙示の行為によってもこれを為し得ることは言うまでもないところ、追認により、他人に対し債務を負担すべき立場の者についてこれを見る場合、その者が右の債務を承認し、 …

【無権代理人の追認】追認を認定①-東京地判S51.5.28

一 ≪証拠省略≫を総合すると、原告は、金同元との間で、昭和四一年一二月一五日信用組合取引契約を締結し、その後右の約定に従って手形割引等を行った結果、昭和四五年一二月一九日現在において、その債権額は、割引手形買戻債務分(但 …

【金融機関の保証意思確認義務】従前取引があった場合-最判S46.4.20

貸主である信用金庫が、1年2、3ヶ月前に行われた別の取引において同一の保証人に保証意思確認をしていたことをもって、正当事由を肯定した事例。しかし、40年以上前の判例であり、現在もこの論理が通用するかは疑問である。 「とこ …

【表見代理人と本人との関係】本人と自称代理人間の利益相反関係により代理権の確認義務が認定された判例-最判S41.10.11

本人と自称代理人間の利益相反関係により、代理権の確認義務が認定され、代理権の有無について、本人に確認しなかったことを理由に、民法110条(表見代理)の正当事由が否定された事例。 「原審が確定したところによれば、「訴外中野 …

【実印所持者の表見代理】保証内容の過酷さから表見代理を否定-最判S36.11.21

第1審被告から不在中に事業上必要なときは被告の実印を使用することを一任されていた妻が、権限を越えて親族の経営する会社の第1審原告(銀行)に対する債務について包括根保証をしたもの。 「原判決の趣旨は、取引約定書(甲一号証) …

【保証契約の不成立】印鑑の盗用(否定)ー東京高判S61.2.25

保証人は、主債務者の代表者が、家族を欺いて保証人の実印を持ち出させたうえ、勝手に押印したものとある旨を主張しましたが、その主張が認められなかったものです。保証後の行動が決めてになったと思われます。 以下、控訴人(原審の原 …

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